腕時計に関する質問 なぜオーバーホールが必要なの? 機械時計の内部では数百の金属製パーツがひしめき合って運動しています。長年使っていれば部品の摩耗は進みますし、使用していなくても油は劣化していきます。防水加工が施されていても、ゴム製パッキンが劣化したり、温度の変化などで少しずつ錆びていきます。特に異常がない場合でも、定期的にオーバーホールを行いメンテナンスすることで、時計の寿命が尽きることなく長年ご使用いただけます。 時計は磁気の影響を受けますか? 時計は磁気の影響を受けて時刻が狂う場合がありますので身の回りの電気製品に注意して下さい。電気製品(オーディオ製品のスピーカー部分など)や携帯電話、磁気ネックレス及び家具やバックのマグネットなど身の回りには磁気を発生する製品がたくさんあり、突然の「止まり」「遅れ」「進み」を生じた時は磁気の影響を受けている可能性があります。 電池の時計はオーバーホールしなくて良いのですか? 年々電池交換していくのと、お使いの時計の内部の汚れ油切れなどありますので、電池の消費量などが増すため、電池の保ちが短くなりがちです。長くお使いいただくためにも、5年が過ぎたら オーバーホールをご検討ください。 ソーラー時計は電池交換必要ですか? ソーラー時計には「二次電池」と言われる専用の充電池が使われているため長期的の使用により二次電池の性能が劣化し、充電能力が低下します。その場合交換が必要となります。 メーカーによっては、同時にオーバーホールが必要な場合もございます。 腕時計のモニター用電池って何? モニター用電池とは、お買い上げの時計に組み込まれている電池で、工場出荷時に時計の機能や性能をチェックするために組み込まれたものです。お客様がお買い上げになるまでの期間に電池は消耗しますので、モニター用電池は取り扱い説明書に記載されている寿命より短いことがあります。又電池交換は保証期間内でも有料になります。 機械式時計 時計が進む、遅れる 内部の油切れや汚れが主な原因です。また気温により夏はやや遅れ冬場はやや進みがちです。機械式時計はクオーツ時計と違い、1日に±10〜30秒前後(時計により違います)のズレが生じます。一日単位で秒数のズレが著しい場合はオーバーホールが必要な時期です。目安は4〜5年の間が良いと思われます。 動かなくなった 内部のパーツが破損.故障したことが考えられます。香箱内のゼンマイが切れたり、パーツが外れ、油が固着、油の汚れなど状態は様々です。もしメンテナンスしていない期間が長いのであれば、オーバーホールが必要です。 時計が急に進む 内部の香箱に収められたヒゲゼンマイが絡んだり、汚れが付着したりしてリズムに狂いが出ていることが考えられますので、オーバーホールが必要です。 着用直後は動くがすぐ止まってしまう 巻きが足りない可能性があります。または内部パーツが摩耗しているかもしれません。油切れや汚れも関係しています。オーバーホールが必要です。 クオーツ式時計 2秒、4秒ずつ秒針が進む 電池切れのサインです。電池交換で正常な動きに戻せます。 リューズを回しても手応えがない、時間調整ができない。 リューズそのものの不良、またはリューズと連動する歯車やレバーの不具合などが考えられ、オーバーホールが必要です。 時計が止まった 電池切れの状態を長期間放置しますと液漏れが発生しやすくなり、時計内部にダメージを与えることがあります。時計が止まったらできるだけ早めに電池交換してください。