視力について

目とメガネに関するお話を集めてみました。 あなたの視生活にお役立てください。

近視・遠視・乱視について

近視とは

近視とは

「近視」とは、簡単に云うと「手元の近距離はよく見えて、テレビやホワイトボード、ドライブ距離などの遠方が霞んで見えにくい目」となります。 度数が強くなる程、より近くにピントが合い、遠くのものは霞むことになります。

近視メガネとの上手な付き合い方としては、使用する距離に応じた使い方が理想となります。 最も代表的な例では、学生さんの近視メガネがあります。 黒板が見えないので近視メガネを掛けるのはOKです。

でも、自宅で机に向かって勉強する際には少し不適切になってきます。 理由は「遠くを見るメガネで近くの距離を見ている」からです。 勿論、手元の文字は見えますがピント合わせ負担が大きくなり度数進行の原因になる可能性も出てきます。 できれば、少し度数の弱くなったメガネを自宅の近距離用として使い分けするのが理想かもしれません。

遠視とは

遠視とは

「遠視」と聞くと、多くの人は「遠くが見える目」と想像されると思います。 しかし、正しくは「ピント合わせの努力をしなければ、遠くにも近くにもピントが合わない目」なのです。 遠視が良く見える目と誤解されているのは、ピント合わせを行っているためなのです。 遠視は遠くを見ているときにもピント合わせの努力を続けていますので、非常に疲れやすい目なのです。 学校や職場での検診では、良い視力値が得られますので、目には問題がないと思っている人が多いようです。

しかし、遠くばかり見ている職業の人は良いのですが、学生や事務作業者では、常にピント合わせのための強い努力を持続しなければならないので眼精疲労が生じます。 そのため、裸眼の視力が良くても、遠視を矯正するメガネやコンタクトレンズが必要です。 この場合のメガネやコンタクトレンズはよく見えるようにするためではなく、目を疲れさせないために使用する必要があるのです。

乱視とは

乱視とは

「乱視」とは、例えば縦線と横線が書いてあるモノを見た時に「縦線がよく見える」などの「方向性によって見え方が異なる状態」を言います。 縦方向が見えにくい場合、横方向が見えにくい場合、斜め方向が見えにくい場合と方向は様々です。

日本人は漢字を使用しますので、画数が多い分よけい疲れやすいかもしれません。 別に病気ではありませんので、適切なメガネやコンタクトレンズを使用すれば日常生活に特に支障はありません。 また、老眼世代になると角膜の加齢変化によって乱視も変化することが多くあります。 乱視のなかった目なのに乱視になる。乱視だったのに乱視がなくなる。 乱視の方向や度数が変わる。等など老眼度数変化と共に変わってきます。 これも老眼世代の疲れ目の一因となっていると思えます。

昔は乱視はメガネで矯正すると歪んで掛けにくいということもありましたが、最近ではレンズ設計技術が進化しましたのでキチンと補正した方が疲れ目防止の観点からもお奨めと言えます。

老眼について

老眼(老視)とは

目の中には水晶体というカメラのレンズに相当する組織があり、遠くのものや近くのものにピントを合わせる大切なはたらきをしています。

近くのものを見るときには、水晶体を吊り下げている毛様体小帯という線維がゆるみ、その結果、水晶体の厚みが増して近くのものにピントを合わせることができます。 しかし年齢とともに水晶体は固くなり、毛様体小帯がゆるんでも水晶体の厚さを変えることができなくなってきます。 そのため、近くのものにピントを合わせることができなくなるのが老眼です。

老眼が始まると近くの細かい字が読みづらい、また近くから遠くへ、遠くから近くへと距離の違うものにピントを合わせるのに時間がかかるようになってきます。
たとえば、新聞や辞書などの細かい字を読むとき、以前よりも目から離さないと読みづらくなりますし、少し暗くなると本などの字が読みづらくなります。

老眼は加齢による生理現象ですから、白髪と同じようにどんなヒトにも同じように起きてきます。 たいていのヒトは、40歳ごろから老眼の症状を自覚し始め、43歳くらいで老眼鏡が必要になります。 老眼鏡を使わないで見えないのを我慢していると、老眼に眼精疲労が重なって体調が悪くなることがあります。 その結果、目や頭が重い、頭痛がする、肩こりがする、食欲がなくなるなど、いろいろな症状がでてきます。 見えづらいと感じたら、無理に我慢せずにお近くのトミタまでお気軽にご相談ください。

目の老化度(老眼度)チェック

最近、物が見えにくくなったなどの症状はありませんか?
気になる方は以下のテストでご自分の老化度をチェックしてみましょう。
※以下のテストは目安です。気になる点のある方は医療機関にご相談ください。

□ 新聞紙を目の前に持ってくる
□ ゆっくり新聞紙を離す
□ 文字がはっきり読めたら止める(※本文の漢字を読むようにしてください)
□ 目と新聞紙の距離を測る

30cm以上離れている場合は老眼(老視)の可能性があります。医療機関で診察を受けられることをお勧めします。

老眼(老視)についてお悩みなことなどありましたら、お近くのトミタにお気軽にご相談ください。
メガネに関する高い技術と豊富な知識を持ったスタッフが親切・丁寧にご対応させていただきます。

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